フェノール法について

フェノール法とは

本日は手術(フェノール法)について書いてみたいと思います。

比較的古くから行われている方法です。

いろいろなホームページを見ていると、陥入爪のひどい状態の方に対して行うことが多いです。

 

治療法

1.局部麻酔を行います。(結構痛いそうです)

2.メスをいれて食い込んでいる部分を切除します

3.フェノールという液体を切除した部分に浸食させ、爪がはえてこなくします。

 

http://www.lezard-spock.com/category1/entry7.html参照

メリットとデメリット

メリット

・他の手術法よりも痛みが少ない

手術当日からお風呂に入れる

保険適応なので料金を抑えられる。(5000~8000円ぐらい)

・手術時間が短い(10~30分程度)

デメリット

・爪の幅が狭くなって見た目が悪い

再発の可能性がある

・切った部分以外は改善しない(残った部分が巻いて、また痛くなる)

指に力が入りにくくなる

局部麻酔が痛い

いろんなホームページを見ていると、短時間ででき、料金も安い(保険適応)とメリットが書かれています。

しかし見た目が悪くなったり(治療した箇所の爪は生えてこない)、残った部分が巻いてしまって痛みが出たり、また再発するというデメリットも多い治療法です。

 

実は、当院でおこなっている『ツメフラ法』の開発者である鈴木俊二医師も、以前は「フェノール法」やっていました。

しかし施術された患者様の爪が醜くなるばかりか、細くなった爪がグルグルに巻いてるのをみて、

全く原因にアプローチ出来ていないことに気づいたそうです。

そして既存の巻き爪の原因や治療法が間違ってるとわかり、爪の研究をされ「ツメフラ法」を開発されたそうです。

 

最後に日本皮膚科学会のホームページでも、この方法は行わないように勧告されているそうなので、

私もこの方法はあまりお勧めできません。

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